Idiotechnology
これはイディオテクノロジーって読む。イワズモガナだけどもidiot(あほ)とテクノロジ―との勝手な造語。なんか自動記述的に書いてって、そっからが中々まとまらんかったのを覚えてる。
もっと拡大拡張させて、シュールな近未来SFみたいにしてもおもろいかもっておもてる。
たまたま手に入れた俳句集で、偉大な俳人・山口青邨によって、水原秋桜子、高野素十、山口誓子とかとともに「4S」と称されたこともあるような、阿波野青畝(あわのせいほ)という名の耳の悪い爺さんのコメントが載っていて、それにかなりショックを受けた。客観と主観についての話だ。客観と主観とは切り離せない。手の甲と手のひらみたいなもの。
手のひらという主観を、手の甲である客観によって握りしめている状態。おのれの内面心象だったり自意識を無くすのではなく、内に留めて、それを客観で覆うという状態。それが俳諧の理想だとその爺さんはあっけらかんといっていた・・・ショックです。まったくもー
アイスが食べたい 012
Idiotechnology

ドコカナ ドコカナ
サイトウサンガ アルキマス
「ベス、ワシの物語をここでよーく覚えておくんじゃ」
オトサンはこめかみを叩きながら言った。
「ワシはなこの国にやってきた時には、まだこの目もちゃんと見えてな、親戚の知り合いの写真屋の助手になったんじゃ。ワシの仕事は掃除とフィルム交換とキャメラ管理と奥さんのお相手だった。」
電話が鳴ってスピーカから声が聞こえた。
「カイル!殿下。第二秘書、ミト・レイラです。双子の弟のモン・シンキューが敵のアリンコ、2569匹をメソッドでお仕置きしたとの報告です、カイル!」
「ごくろうじゃ」
オトサンがにやつきながら返事をした。
「ワシが『イボの党』に入ったのは戦争が始まる前じゃった。ニコニコ顔のミチル遠藤さんという偉いお方がパスポート写真を撮りにやってきた。ワシの顔を見てミチル遠藤さんが言うんだ。『フォッフォフォ、もしぃ?君の特技はハエを素手で取ることではないかね?』ワシはびっくりした。その通りだった。」
黒光りのする机の上の党機関紙『マイ・ブラインド・タッチ・フォレバー新春特別号』に載ってるオトサンの写真がステキ。もちろん、いつものおひげをつねってるポーズ。
「それで言うんだ『フォッフォフォ、君の顔には素晴らしい未来が浮かんどるな、もしぃ?』ワシはびっくりしてキャメラを落としてしまった。じゃがもうどうでもよかった」
あたしはパンツの下が痒くてそっと掻いた。
「ここにはこう書いてある。33年イボの党、入党。3年後には幹部候補生になり、翌37年、パオロ・ゾロアスターについての論文『ああ、あなたは知っていた』でイボ・ジュン賞受賞。同年、オセアニア連合との戦い(カンガルー戦争)で失明。42年党主席となり、民間では、青髭公、おひげ弁慶等と呼ばれる、とな。フォッフォフォ。そうして今に至っておる。わしの偉大なる戦争時代の回顧を、伝説的大監督のダレイオス・ヤバックス君が『わが髯の耐えられない鮮烈さ』という映画にして先週完成させてくれた。とりあえず、見ようか。」
オトサンがスイッチを押すと天井からスクリーンが下りてきて、照明が右側から徐々に暗くなった。
「誇り無き、残虐行為を我が党は断じて許さぬ」
―イボ・ジュン
この映画をすべての闘争への死者へ、贈る。
『 わが髯の耐えられない鮮烈さ 』
無数の入り乱れる装甲兵たちの間で、
K7式重層機関銃をぶっぱなす、おとさん。
兵士クロマメノフ「青髯公!」
青髯公「構うな、戦はこれからぞ、同志!」
兵士クロマメノフ「なんと……御身は!…目を!!」
青髯公「…我が目など、所詮我が痛み。されどイボの痛みは、我が民の痛み!」
兵士クロマメノフ「おお、殿下!あなたは、なんと気高い!」
イボ党の兵卒たちの輪唱「嗚呼、なんと気高い!」
兵士クロマメノフ「そして、なんと誇り高い!」
イボ党の兵卒たちの輪唱「嗚呼、なんと誇り高い!」
(ベートーヴェン、ピアノソナタ第29番 第四楽章がかかり、天上の天使たちが、青髯公を讃え、死屍累々の大地に舞い降りる…)
鼻息荒い男のナレーション「観よ、失明せし青髯公、疾風怒濤たる敵陣の猛攻を、エアーズロックに鳴り響く風のように、古代の民たちが吹く長笛の音のように、雄大な様さえ浮かべて、跳ね返し続ける公の壮挙を!その双眸から流れる血潮は、イボ党の結成の為に、大地の永続的な平和の為に、グランド・グリーンの大地に注がれ、我が党の兵どもをイボの底からふるえたたさん!」
兵士クロマメノフ「勇猛なる青髯公、このままでは、無二なる御身の御体が……」
青髯公、銃弾の乱射をしばしとめ、兵士クロマメノフに振り返りて、微笑を浮かべて曰く。
青髯公「グッドラック」
おとさんのきざな台詞とポーズは、いちばんかっこよかったころの 吉田栄作みたい。
突然部屋が明るくなった。
男の人が入ってきた。
「押尾洋平!止まりなさい!」
「・・・なぜ本名を知っておる?青髯公と呼べ!」
「余の声を聞き忘れたか!」(効果音:カアアン)
「…ほほう、その声は…さては、連合軍処刑用ミュータントマシンSタイプ、斉藤君か?」
「成敗!」
オトサンはニヤリとすると自分の胸を指差して、ここじゃと言った。ちょっと素敵。
斉藤さんは44年式フルハウスでオトサンにむかって撃った。弾が空中で止まって、
「フリーズ」って言った。
「は?」
ってオトサンは間抜けな顔をして肩をすぼめた。美学的に、ちょっとナシだったのねw
弾は「ザ・ドリーム・イズ・オーバー」って古代のイギリスの歌の一部を歌うと、オトサンの心臓に命中したわ。おひげが少しずれたの。
斉藤さんが怒った顔をして言うの
「庸子、あそんでちゃ駄目だろ!」
「ふぁ〜い(ハートマーク)」
斉藤さんの小型飛行機にのってあたしはハイウェイを走るの。音楽がジュークから流れてきて、響いたわ。曲はもちろん、『イエー・イエー・アイ・ウォン・チュー』よ。

I want you yeah
As soon as you can
I need you yeah
Oh I can’t help waiting until night
Oh yeah
I made a perfect plan to make love with you
Oh oh yeah
I can destroy the ivory tower, maybe
Yeah yeah I want you now
It’s true
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
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もっと拡大拡張させて、シュールな近未来SFみたいにしてもおもろいかもっておもてる。
たまたま手に入れた俳句集で、偉大な俳人・山口青邨によって、水原秋桜子、高野素十、山口誓子とかとともに「4S」と称されたこともあるような、阿波野青畝(あわのせいほ)という名の耳の悪い爺さんのコメントが載っていて、それにかなりショックを受けた。客観と主観についての話だ。客観と主観とは切り離せない。手の甲と手のひらみたいなもの。
手のひらという主観を、手の甲である客観によって握りしめている状態。おのれの内面心象だったり自意識を無くすのではなく、内に留めて、それを客観で覆うという状態。それが俳諧の理想だとその爺さんはあっけらかんといっていた・・・ショックです。まったくもー
アイスが食べたい 012
Idiotechnology

ドコカナ ドコカナ
サイトウサンガ アルキマス
「ベス、ワシの物語をここでよーく覚えておくんじゃ」
オトサンはこめかみを叩きながら言った。
「ワシはなこの国にやってきた時には、まだこの目もちゃんと見えてな、親戚の知り合いの写真屋の助手になったんじゃ。ワシの仕事は掃除とフィルム交換とキャメラ管理と奥さんのお相手だった。」
電話が鳴ってスピーカから声が聞こえた。
「カイル!殿下。第二秘書、ミト・レイラです。双子の弟のモン・シンキューが敵のアリンコ、2569匹をメソッドでお仕置きしたとの報告です、カイル!」
「ごくろうじゃ」
オトサンがにやつきながら返事をした。
「ワシが『イボの党』に入ったのは戦争が始まる前じゃった。ニコニコ顔のミチル遠藤さんという偉いお方がパスポート写真を撮りにやってきた。ワシの顔を見てミチル遠藤さんが言うんだ。『フォッフォフォ、もしぃ?君の特技はハエを素手で取ることではないかね?』ワシはびっくりした。その通りだった。」
黒光りのする机の上の党機関紙『マイ・ブラインド・タッチ・フォレバー新春特別号』に載ってるオトサンの写真がステキ。もちろん、いつものおひげをつねってるポーズ。
「それで言うんだ『フォッフォフォ、君の顔には素晴らしい未来が浮かんどるな、もしぃ?』ワシはびっくりしてキャメラを落としてしまった。じゃがもうどうでもよかった」
あたしはパンツの下が痒くてそっと掻いた。
「ここにはこう書いてある。33年イボの党、入党。3年後には幹部候補生になり、翌37年、パオロ・ゾロアスターについての論文『ああ、あなたは知っていた』でイボ・ジュン賞受賞。同年、オセアニア連合との戦い(カンガルー戦争)で失明。42年党主席となり、民間では、青髭公、おひげ弁慶等と呼ばれる、とな。フォッフォフォ。そうして今に至っておる。わしの偉大なる戦争時代の回顧を、伝説的大監督のダレイオス・ヤバックス君が『わが髯の耐えられない鮮烈さ』という映画にして先週完成させてくれた。とりあえず、見ようか。」
オトサンがスイッチを押すと天井からスクリーンが下りてきて、照明が右側から徐々に暗くなった。
「誇り無き、残虐行為を我が党は断じて許さぬ」
―イボ・ジュン
この映画をすべての闘争への死者へ、贈る。
『 わが髯の耐えられない鮮烈さ 』
無数の入り乱れる装甲兵たちの間で、
K7式重層機関銃をぶっぱなす、おとさん。
兵士クロマメノフ「青髯公!」
青髯公「構うな、戦はこれからぞ、同志!」
兵士クロマメノフ「なんと……御身は!…目を!!」
青髯公「…我が目など、所詮我が痛み。されどイボの痛みは、我が民の痛み!」
兵士クロマメノフ「おお、殿下!あなたは、なんと気高い!」
イボ党の兵卒たちの輪唱「嗚呼、なんと気高い!」
兵士クロマメノフ「そして、なんと誇り高い!」
イボ党の兵卒たちの輪唱「嗚呼、なんと誇り高い!」
(ベートーヴェン、ピアノソナタ第29番 第四楽章がかかり、天上の天使たちが、青髯公を讃え、死屍累々の大地に舞い降りる…)
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兵士クロマメノフ「勇猛なる青髯公、このままでは、無二なる御身の御体が……」
青髯公、銃弾の乱射をしばしとめ、兵士クロマメノフに振り返りて、微笑を浮かべて曰く。
青髯公「グッドラック」
おとさんのきざな台詞とポーズは、いちばんかっこよかったころの 吉田栄作みたい。
突然部屋が明るくなった。
男の人が入ってきた。
「押尾洋平!止まりなさい!」
「・・・なぜ本名を知っておる?青髯公と呼べ!」
「余の声を聞き忘れたか!」(効果音:カアアン)
「…ほほう、その声は…さては、連合軍処刑用ミュータントマシンSタイプ、斉藤君か?」
「成敗!」
オトサンはニヤリとすると自分の胸を指差して、ここじゃと言った。ちょっと素敵。
斉藤さんは44年式フルハウスでオトサンにむかって撃った。弾が空中で止まって、
「フリーズ」って言った。
「は?」
ってオトサンは間抜けな顔をして肩をすぼめた。美学的に、ちょっとナシだったのねw
弾は「ザ・ドリーム・イズ・オーバー」って古代のイギリスの歌の一部を歌うと、オトサンの心臓に命中したわ。おひげが少しずれたの。
斉藤さんが怒った顔をして言うの
「庸子、あそんでちゃ駄目だろ!」
「ふぁ〜い(ハートマーク)」
斉藤さんの小型飛行機にのってあたしはハイウェイを走るの。音楽がジュークから流れてきて、響いたわ。曲はもちろん、『イエー・イエー・アイ・ウォン・チュー』よ。

I want you yeah
As soon as you can
I need you yeah
Oh I can’t help waiting until night
Oh yeah
I made a perfect plan to make love with you
Oh oh yeah
I can destroy the ivory tower, maybe
Yeah yeah I want you now
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