廃人27号
この詩、ちょっと
思いいれあんのよねミドモw
アイスが食べたい 015
廃人27号

おほしさまを、ぜんぶ数えなくてはいけないと、誰がいったの?小松先生?
それは、ちがうな。
そらは、そらだ。
ただ、そらなんだ。
ほしに願いを託してみて
叶ったとしたなら、
そんな夢のないハナシもない。
叶わないから、
夢なんだから。
ヨシオ君、
ぼくと君はもう他人で、
君はママのものなんだ。
ぼくの今の仕事はジャンソウというところにずっと座って中国語の勉強と、手の運動をしているという
しょーもないけれどぼくには大事なことをやっていてね、
残念ながら君とママを健全な市民でいさせることができなかった。
ほら、泣かないの。
ぼくはね、パパとか言う資格がないから、
ぼくというけどもね、
もう涙なんかぜんぶだしちゃったから、
もう流せなくなっちゃったみたいだ。
ヨシオは、引きつった目を みひらく。
穴のあいた パパのオレンジのセーター
あのチビた鉛筆でかきなぐったリコントドケのくしゃくしゃになったコピーがしまってあるお札のない財布。
ママにもらった千円札ぶん
あの大きな木の下のお店で
駄菓子をかって
谷中墓地のまんなかにある公園のブランコのうえで、パパと食べた。
カラスが一匹、
ゴミをあさってた。
いつのことだか、
おもいだしてごらん
ゆりかもめ線 降りた駅
あったでしょ
キヨスクで ガムを買って
かぞくでいったしょっぴんぐ、
パパはこーでゅろいのズボンを買った。
授業参観の理科の時間
由美ちゃんが落として割った
フラスコで、指を切ったこと
にちようびに、
ずっとしんぶんを読んでて動かないパパ
ママが片付けた ひび割れたビール瓶
片目のとれた 犬のぬいぐるみ
色あせた まねきねこ
やくたたずになった おもちゃ箱
みなぜんぶ どんとやき
もえろよ、
もえろよ
ほのおよ
もえろ
ぼくはね、
北の果ての果てのお墓で
墓掘りのおじさんにおねがいしたんだ
おねがいだから、
生きたまま、ぼくを埋めてくださいと、
こうしてそらを見つめたまま、
ぼくは土になりたいのですと。
土の匂いで
ぼくの視界がゆっくり見えなくなると
めにうかぶ あの大きな木
つぶした カタツムリ
素晴らしく 晴れた朝
母屋から聴こえた あの母の歌
百円玉をみっつにぎりしめて
お使いに 駆け出したあの夕焼け空
学校で買わされた 赤い羽根
からまって落っこちた あのジャングルジム
ぼくはね、
ダニのように 幹をはって
ひたすら
生き物の 気配を待って、
なにかがやってくると、
ぼくはそのまま 落ちていくんだ
柔らかい
いきものの皮膚のうえへ
そのまま
毒針を 差し込んで
そいつの血を
ちょっと分けてもらう
てんとう虫も
もんしろちょうも
どこに飛んでいくんだろうか
彼らに
行く先は、
わかってはいないと
僕は思う。
木も草も、
実をつけて、
花を咲かせて
なんになるかはわからないけど、
とにかく上に伸びていくのだと思う。
とおさんは、
そんなふうで
ありたいと
いつも
おもってる。
けっして
マネしちゃ
ダメだよ。
さ、
ママが
きた
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おほしさまを、ぜんぶ数えなくてはいけないと、誰がいったの?小松先生?
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ただ、そらなんだ。
ほしに願いを託してみて
叶ったとしたなら、
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叶わないから、
夢なんだから。
ヨシオ君、
ぼくと君はもう他人で、
君はママのものなんだ。
ぼくの今の仕事はジャンソウというところにずっと座って中国語の勉強と、手の運動をしているという
しょーもないけれどぼくには大事なことをやっていてね、
残念ながら君とママを健全な市民でいさせることができなかった。
ほら、泣かないの。
ぼくはね、パパとか言う資格がないから、
ぼくというけどもね、
もう涙なんかぜんぶだしちゃったから、
もう流せなくなっちゃったみたいだ。
ヨシオは、引きつった目を みひらく。
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おもいだしてごらん
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あったでしょ
キヨスクで ガムを買って
かぞくでいったしょっぴんぐ、
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授業参観の理科の時間
由美ちゃんが落として割った
フラスコで、指を切ったこと
にちようびに、
ずっとしんぶんを読んでて動かないパパ
ママが片付けた ひび割れたビール瓶
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色あせた まねきねこ
やくたたずになった おもちゃ箱
みなぜんぶ どんとやき
もえろよ、
もえろよ
ほのおよ
もえろ
ぼくはね、
北の果ての果てのお墓で
墓掘りのおじさんにおねがいしたんだ
おねがいだから、
生きたまま、ぼくを埋めてくださいと、
こうしてそらを見つめたまま、
ぼくは土になりたいのですと。
土の匂いで
ぼくの視界がゆっくり見えなくなると
めにうかぶ あの大きな木
つぶした カタツムリ
素晴らしく 晴れた朝
母屋から聴こえた あの母の歌
百円玉をみっつにぎりしめて
お使いに 駆け出したあの夕焼け空
学校で買わされた 赤い羽根
からまって落っこちた あのジャングルジム
ぼくはね、
ダニのように 幹をはって
ひたすら
生き物の 気配を待って、
なにかがやってくると、
ぼくはそのまま 落ちていくんだ
柔らかい
いきものの皮膚のうえへ
そのまま
毒針を 差し込んで
そいつの血を
ちょっと分けてもらう
てんとう虫も
もんしろちょうも
どこに飛んでいくんだろうか
彼らに
行く先は、
わかってはいないと
僕は思う。
木も草も、
実をつけて、
花を咲かせて
なんになるかはわからないけど、
とにかく上に伸びていくのだと思う。
とおさんは、
そんなふうで
ありたいと
いつも
おもってる。
けっして
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