アンドロイドへの恋
おひさしぶりぶりっす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
永きに渡る中断失礼しました!!!
これから昼子がんばりまうす
よろしく おにゃんこっす!!!!!!
アイスが食べたい 018
アンドロイドへの恋

っかん
っかん
っかん
階段を登る優美な二足歩行のラインが
気配を消して、さりげなく、
私の隣の席に 座っている。
ツービー
オル ノット
ツービー
二匹 三匹 三匹 四匹
の海老たちが、階段下にある
発砲スチロールの箱の中で
ぐにゃ ぐにゃ している。
私に内蔵された記憶ダイナミクスチップ 550 TBの中の映像ファイルを再生し、BR無線LANで繋がれた携帯型空間投影装置「レンコン」で私はそれを風呂場の窓にリア・プロジェクションさせ、「土星の湯」の元を入れたバスに漬かって
これが何回目になるか もはや 数えられない その時間を 懲りずに 復元する。
―一年前。
すべては、同じだ。
あなたは、私に最適化されて、
私の隣の席を優美に侵略すると、
そのまま私を、支配下に置き、
目覚めのシルクの布のように、君臨する。
あらわれては
消え去る
その ぬくみに
私は ひっそり 怯える。
手は、グラスをひっかけ、
水は 私の黒いノートの 文字を
撹拌し 四方に 甘えさせる。
数時間後に内部で発せられた言語:
きみ、まちたまえ
僕は まだ 君に なにも
つたえては いない
数日後に外部化され送信された言語:
私は、このまま。
あなたは、それでいいの。
だって、私は、
このままで いいんだもの。
恋は人をフロイトにさせる。
なぜ、なんで、どうして、ホワイという
プロファイリングへの欲望は、
本能のOSに書き込まれた、
消えないプロトコルなのか。
「この花を うけとってくれないか」
「あら、きれいね」
「この曲を きいてくれないか」
「あら、いい曲ね」
「この果物を たべてくれないか」
「あら、おいしいわね」
「僕と、食事に いかないか」
「自分の時間が、たまにはほしいわね」
通り雨が、その白い階段を濡らした。
っかん
っかん
っかん
あなたの美しいラインは、
コントラストのない世界のなかで、
仄かに 光を帯びていた。
「あなたは 弱い人だ」
「あら、そんなことないわ」
「だったら なぜ あなたは そんなに 疲れているのか?」
「それは、そういう時期なの 今」
「あなたは いつも そうだ」
「あら、そうかしら」
「僕と あの公園で 散歩しないか」
「ごめんなさい 今日 母がくるの」
「来週の水曜日に おいしいレストランにいかないか?」
「あら、あのお嬢さんと いってらっしゃいな」
無機質な清潔さを装うその近代的浴室のなかで、
私は仄かに呻き 投影された 空間に 土星の飛沫を 浴びせた。
スクリーンのなかの ハンフリー・ボガードは、
顔を 女には 分からない 角度で 歪めた。
ツービー
オル ノット
ツービー
ピンクと濃いパープルが好きだったあの娘にもらった かわいらしい骸骨の絵の枕を、私は 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も・・・
そう、
捨てられなかった。
ボガードは、くわえ煙草を吹かしながら
手紙を書いている。
人類が、異性に向かって 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 不可避的に 神経症的に 自己愛的に つづりつづけて来た あの 舌足らずな 言葉を。
スクリーンから、関連映像ファイルのタブが開き、
私はYESのボタンを 前歯に埋め込まれたコントローラーでダブルクリック・アンド・バイトすると、投影されたスクリーンの上下左右、そしてそれぞれの斜めの位相に、エッジの透明度が
下げられた いくつかの大小様々なスクリーンが 新たに投影された。
ソフトウェアの象のロゴマークが現れ、しばらくして、無数の映像が 画面を 飛び跳ね 始める。
それらは、往時の私の内面的ヴィジョンを結像したもので、
様々な 感情の位相によって 配列され 自動編集されながら 設定された ディゾルブエフェクトによって、1秒の間隔をおいて 新しいものへと 次々に更新されていく。
NRF社によって開発された記憶映像保存装置(ホモ・ヴィジョン)によって 収集された私のヴィジョン・コレクションを 一昨年絶滅したアホウドリのように
見つめながら 私は これは 「 地獄の顕在化に 他ならぬ 。君たちは悪魔か?」と
カスタマーセンターに メールを 送った。
ゆきつく果ては じごく
すべての回路は カナキリ声を なりちらかして 私の 私である すべての 由縁を 抹殺する のだ
荒原で 祖父の顔を持ったモンスターが 灼熱に 焼かれて 断末魔の叫びをあげている
小さな 羽虫が シンクロナイズドして 大きな手になり 自転車に乗った私を つかもうとする
白人から追われる インディアンである私は、その砂利山を すっころび 崖下で首の骨を折る
砂浜を 走る 野武士である私は 泣きじゃくる赤ん坊を抱えた 兄の顔をした 下人を 斬る
その横で あなたと 同じ顔をした 遊郭から 逃げて来たような 痩せた女が
結った髪を ふりみだして 逆光の 砂浜に 残血を したたらせた 私を
みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる・・・
( 私に内蔵された夜空を飛ぶ鉄の物体とそれから繰り出される砲弾の爆撃音と それと同時に 空間を揺らす 空襲警報の甲高いサイレン音 )
その顔は 原節子になり 山田五十鈴になり 吉永小百合になり ジーン・セバーグになり
ローレン・バコールになり ナターシャ・キンスキーになり ヴァージニア・チェリルになり
ジュルリー・デルピーになり ジュリア・ロバーツになり デビー・レイノルズになり 高峰秀子になり 岸恵子になり 大原麗子になり オードリー・ヘップバーンになって
眼前の私を、侮蔑するのだ。
錯覚 ―「また青か」と呟く青年。― デジャビュの光景。なしくずしのリピート。くわえた煙草を口から落とすボギー。
すべての記憶の映像たちは、「めまい」エフェクトと「エンボス」エフェクトと「グロー」エフェクトを 自動レンダリングされ、混ざり合い、こねくり合い、アトランダムに、なしくずしに・・・・・・
女たちの台詞「それなら薬をもらいに おいきなさい」
(サイレンと爆撃音がやむ)
― あなただけは、
違うと 思っていた
ツービー
オル ノット
ツービー
( 誰かが歌う。
未来です
これが未来です
未来です
これが未来です
この声は私か?ひばりか?杉良か?清志郎か?ライオネル・リッチーか? )
白い朝
トレンチの襟を きれいに 立て
あなたの部屋の
扉を叩いた 私は
金色の懐中時計を とりだす
秒針と短信が むちゃくちゃに ぐるぐると 回転している
ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐると、回転している。
白い
そこは 白い
どうしても どこまでも 白い
いつの間にか、
スクリーンは一つだけに
なっている メールフォルダを開く映像
……………………
××××××××××××××××××××
××××××××××××××××××
×××××××× ×××××××× ××××××
××××××××××××
それが、私の気持ちです。
自立して がんばってください
お元気で。」
字幕―提供:【 オンライン恋文学RPGデアデア.ネット 】当社サービスの商用目的の無断使用および無断複製は、固くお断りさせて頂きます。
やべ、
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
永きに渡る中断失礼しました!!!
これから昼子がんばりまうす
よろしく おにゃんこっす!!!!!!
アイスが食べたい 018
アンドロイドへの恋

っかん
っかん
っかん
階段を登る優美な二足歩行のラインが
気配を消して、さりげなく、
私の隣の席に 座っている。
ツービー
オル ノット
ツービー
二匹 三匹 三匹 四匹
の海老たちが、階段下にある
発砲スチロールの箱の中で
ぐにゃ ぐにゃ している。
私に内蔵された記憶ダイナミクスチップ 550 TBの中の映像ファイルを再生し、BR無線LANで繋がれた携帯型空間投影装置「レンコン」で私はそれを風呂場の窓にリア・プロジェクションさせ、「土星の湯」の元を入れたバスに漬かって
これが何回目になるか もはや 数えられない その時間を 懲りずに 復元する。
―一年前。
すべては、同じだ。
あなたは、私に最適化されて、
私の隣の席を優美に侵略すると、
そのまま私を、支配下に置き、
目覚めのシルクの布のように、君臨する。
あらわれては
消え去る
その ぬくみに
私は ひっそり 怯える。
手は、グラスをひっかけ、
水は 私の黒いノートの 文字を
撹拌し 四方に 甘えさせる。
数時間後に内部で発せられた言語:
きみ、まちたまえ
僕は まだ 君に なにも
つたえては いない
数日後に外部化され送信された言語:
私は、このまま。
あなたは、それでいいの。
だって、私は、
このままで いいんだもの。
恋は人をフロイトにさせる。
なぜ、なんで、どうして、ホワイという
プロファイリングへの欲望は、
本能のOSに書き込まれた、
消えないプロトコルなのか。
「この花を うけとってくれないか」
「あら、きれいね」
「この曲を きいてくれないか」
「あら、いい曲ね」
「この果物を たべてくれないか」
「あら、おいしいわね」
「僕と、食事に いかないか」
「自分の時間が、たまにはほしいわね」
通り雨が、その白い階段を濡らした。
っかん
っかん
っかん
あなたの美しいラインは、
コントラストのない世界のなかで、
仄かに 光を帯びていた。
「あなたは 弱い人だ」
「あら、そんなことないわ」
「だったら なぜ あなたは そんなに 疲れているのか?」
「それは、そういう時期なの 今」
「あなたは いつも そうだ」
「あら、そうかしら」
「僕と あの公園で 散歩しないか」
「ごめんなさい 今日 母がくるの」
「来週の水曜日に おいしいレストランにいかないか?」
「あら、あのお嬢さんと いってらっしゃいな」
無機質な清潔さを装うその近代的浴室のなかで、
私は仄かに呻き 投影された 空間に 土星の飛沫を 浴びせた。
スクリーンのなかの ハンフリー・ボガードは、
顔を 女には 分からない 角度で 歪めた。
ツービー
オル ノット
ツービー
ピンクと濃いパープルが好きだったあの娘にもらった かわいらしい骸骨の絵の枕を、私は 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も・・・
そう、
捨てられなかった。
ボガードは、くわえ煙草を吹かしながら
手紙を書いている。
人類が、異性に向かって 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 何度も 不可避的に 神経症的に 自己愛的に つづりつづけて来た あの 舌足らずな 言葉を。
スクリーンから、関連映像ファイルのタブが開き、
私はYESのボタンを 前歯に埋め込まれたコントローラーでダブルクリック・アンド・バイトすると、投影されたスクリーンの上下左右、そしてそれぞれの斜めの位相に、エッジの透明度が
下げられた いくつかの大小様々なスクリーンが 新たに投影された。
ソフトウェアの象のロゴマークが現れ、しばらくして、無数の映像が 画面を 飛び跳ね 始める。
それらは、往時の私の内面的ヴィジョンを結像したもので、
様々な 感情の位相によって 配列され 自動編集されながら 設定された ディゾルブエフェクトによって、1秒の間隔をおいて 新しいものへと 次々に更新されていく。
NRF社によって開発された記憶映像保存装置(ホモ・ヴィジョン)によって 収集された私のヴィジョン・コレクションを 一昨年絶滅したアホウドリのように
見つめながら 私は これは 「 地獄の顕在化に 他ならぬ 。君たちは悪魔か?」と
カスタマーセンターに メールを 送った。
ゆきつく果ては じごく
すべての回路は カナキリ声を なりちらかして 私の 私である すべての 由縁を 抹殺する のだ
荒原で 祖父の顔を持ったモンスターが 灼熱に 焼かれて 断末魔の叫びをあげている
小さな 羽虫が シンクロナイズドして 大きな手になり 自転車に乗った私を つかもうとする
白人から追われる インディアンである私は、その砂利山を すっころび 崖下で首の骨を折る
砂浜を 走る 野武士である私は 泣きじゃくる赤ん坊を抱えた 兄の顔をした 下人を 斬る
その横で あなたと 同じ顔をした 遊郭から 逃げて来たような 痩せた女が
結った髪を ふりみだして 逆光の 砂浜に 残血を したたらせた 私を
みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる、みる・・・
( 私に内蔵された夜空を飛ぶ鉄の物体とそれから繰り出される砲弾の爆撃音と それと同時に 空間を揺らす 空襲警報の甲高いサイレン音 )
その顔は 原節子になり 山田五十鈴になり 吉永小百合になり ジーン・セバーグになり
ローレン・バコールになり ナターシャ・キンスキーになり ヴァージニア・チェリルになり
ジュルリー・デルピーになり ジュリア・ロバーツになり デビー・レイノルズになり 高峰秀子になり 岸恵子になり 大原麗子になり オードリー・ヘップバーンになって
眼前の私を、侮蔑するのだ。
錯覚 ―「また青か」と呟く青年。― デジャビュの光景。なしくずしのリピート。くわえた煙草を口から落とすボギー。
すべての記憶の映像たちは、「めまい」エフェクトと「エンボス」エフェクトと「グロー」エフェクトを 自動レンダリングされ、混ざり合い、こねくり合い、アトランダムに、なしくずしに・・・・・・
女たちの台詞「それなら薬をもらいに おいきなさい」
(サイレンと爆撃音がやむ)
― あなただけは、
違うと 思っていた
ツービー
オル ノット
ツービー
( 誰かが歌う。
未来です
これが未来です
未来です
これが未来です
この声は私か?ひばりか?杉良か?清志郎か?ライオネル・リッチーか? )
白い朝
トレンチの襟を きれいに 立て
あなたの部屋の
扉を叩いた 私は
金色の懐中時計を とりだす
秒針と短信が むちゃくちゃに ぐるぐると 回転している
ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐると、回転している。
白い
そこは 白い
どうしても どこまでも 白い
いつの間にか、
スクリーンは一つだけに
なっている メールフォルダを開く映像
……………………
××××××××××××××××××××
××××××××××××××××××
×××××××× ×××××××× ××××××
××××××××××××
それが、私の気持ちです。
自立して がんばってください
お元気で。」
字幕―提供:【 オンライン恋文学RPGデアデア.ネット 】当社サービスの商用目的の無断使用および無断複製は、固くお断りさせて頂きます。
やべ、
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
月と60円
これも古いやつだなあ
8年近くまえのやなあ。
アイスが食べたい 017
月と60円

旦那
上着は脱がないほうが
よろしいでっせ
夜は潮風が
荒れやしてね
ちっと
油断しただけで、
ぶるっと
きまっさぁ
私はメロン味のかき氷を食べながら
ぼんやり飛沫を見ている
そこで
問題はですね
婦警が取り締まった車に乗ってたチビッ子がね、その婦警の分かれた旦那との間につくったガキだったんでさぁ、
いやぁ〜そりゃ、おてんとさまの考えなさることわ、あっしらみたいなシモジモにわ、
てんでガテンがいきやせんね〜
まみちゃん、
ガッテンして
いただけたでしょ〜か、
なんつって、
へ、へ、へ
志乃輔は落ち着きがあって、
あたしは好きですねぇ、
あ、旦那ライターお探しですかい?
さっきそのチョッキのカクシへしまわれやしたが?
へ、へ、へ
いやぁ、それにしてもさみぃなあ、
ところで旦那、生まれはどちらで?
風はやや冷たいが嫌な部類ではない
心臓は高鳴る
ドキン
ドキン
ドキン
旦那
お疲れでございましょ
しばらく
お休みになられたら
いかがでござんしょ
水はぬるかった
おもいきって目をあけた
光がバラバラに割れていた
自分が吐いた泡がみえた
服が重くなった
魚が死にかけていた
つかもうとしたが
気持ち悪くなってやめた
何も聞こえなくなった
私の意識はくっきり4分20秒続いた
気がつくと
ライオンが
私を
憐れんだ目で
見つめていた
私は咽喉仏の2センチほど上と
ちょうど米神のあたりを
8センチ2ミリの歯で噛みつかれ
痛みというものを久しぶりに感じた
痔を柏にある病院の肛門科医に
潰されて以来か。
顔中がライオンの唾液でベトベトになり
それに私の新鮮な血液が混じった
私は意外なほど冷静だった
ライオンは私を串刺しにしたまま
何度も何度も
私の身体を左右 前後 斜め 上下に
揺り動かした
ど ち ら に し よ う か な
天の神様の言 う と お り
鉄 砲 撃 っ て
バ ン バ ン バ ン
私は酷い痛みと流血によって視覚を奪われ
足から力が抜けていったが
手だけは忠実に作動した
私はライオンの腹部を伝って
彼のペニスをかぼそく握り締めた
それはイボイボの凹凸があって
気持ちよくはなかった
私は全生命をほとばしらせ
ライオンのペニスをしごいた
ライオン
ハッピーか?
え?
ハッピーか?
旦那気持ちええです
旦那気持ちええです
旦那気持ちええです
旦那気持ちええです
旦那気持ちええです
旦那気持ちええです
旦那気持ちええです
むかし、
よなべした
かあさんが
寝ゲロを
ふいてくれた。
私の頭蓋骨は砕け
描写に耐えがたいいろいろなものが
ライオンの潤んだ瞳に反射した
私は灰色の脳の左側前方から3センチ程いったところの襞の中に埋まっていた
なんとか顔を出すと
ライオンの口の中がすぐそばにあった
私は彼ののどチンコめがけて
満面に笑みを浮かべて 全速力で走った
ドキン
ドキン
ドキン
私は口を無理やり大きく開けて
検歯鏡をつっこまれていた
真っ白なマスクをした歯科医は
何かホース状のものを私の歯茎に
近づけヂ、ヂユゥーという音を立てながら
唾液を吸い取っている
むかし、
ゴミ捨て場から
拾ったエロ本で
縛られていた熟女は、
親戚のおばさんの長女だった。
周囲に妙な異臭がしたが
歯科医のものか私のものかは
分からなかった
診察室の入口ドアを叩く音が
三回聞こえた
若い女の研修医が
もう暫くお待ちくださいといった
ドアが無言でひらき
全身タイツにカウボーイ・ハットを被った
痩せ身の男が入ってきた
彼は名詞を歯科医に渡した
「ハンター・ハンター」と書いてあった
おまえは虫歯ハンターだ
私はハンター・ハンターだ
ハンターはハントする
よって
私はおまえをハントする
強引だが
シンプルでいい台詞だと
私は思った
彼はへそからアイスピックを取り出し
真っ白なマスクに三回刺した
確実にポイントをついたようだ
歯科医は天使になって浮遊していった
彼はアイスピックを仕舞い
私に微笑むと帰っていった
私は彼に恋をした
唾を飲む、ゴクリと
コトコトコトコトコートコト
機織マシンが回ります
シャボン玉の散れじれに
赤外套が辞書捲る
坊主が木魚を叩く間に
売女が客を獲る前に
夜霧が静寂の幕引いた
向日葵一輪 咲いていた
唾を飲む、ゴクリと
灯篭明かり、目印に
風船小童 下駄鳴らす
コトコトコトコトコートコト
京都弁の淫らなる
髪長女の吐息を浴びて
辞書捲る左手、徒に
独楽が回っているうちに
風船うかぶ その隙に
ここは私には知らない風景だった
知らない人の車に
勝手に乗りこんで
ここまできた
300メートル走った
厚化粧をした若い女が
親指を上げている
チッカチッカチッカチッカ
一番ましな街までお願い
音楽が聞きたいなあ
シャララララールルレーラリラーレレラララーラリラー
あ、サティーね
あんた
バカにしてるでしょ
こう見えても専攻、現代音楽だったの
えっと
ストラビンスキーでしょ、
シュトックハウゼンでしょ、
武満徹でしょ、
あ、
クセナキスって、
知らないでしょ?
ギリシャ人なのよ、
私はアクセルを踏んだ
ねえ
どこ行きますか?
●ぬおおおおおおおおおおおおお
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
ひ・ぶん・ぶん 2
アイスが食べたい 016
ひ・ぶん・ぶん 2

ひ・ぶん・ぶん 1
雑誌や広告から写真を切り取って、スクラップ帳にのりづけしてコラージュすることに、疲れきった初老の小男、小出克己は、でぶった腹をかかえてコタツから出ようとすると、ちからなく萎えきった足は痙攣して、意味もなくつったのだが、
妻の幸恵はその時、浮気相手の土建屋の社長に池袋の芸術劇場の裏手にあるラブホテルで抱かれていて、有楽町の居酒屋で開かれた熟年合コンで三日前に知り合ったその男が茶色い鞄から取り出した水色のバイブで股間を振動されていたのだったが、
長女の高校三年生の葉子は塾にいくと嘘をついて初めて単車の後ろに乗せられていった世田谷公園のベンチで、大学生のヨシザワフミノリに生まれて初めて胸を揉まれていたのだが、
長男の孝志は三泊四日の予備校の冬期講習から家にむかって友達のヨコミツと帰っている途中でよった揚げ物屋のおやじに男爵コロッケ代120円を渡している時だったのだが、
葉子の胸を揉んだヨシザワフミノリは不必要に興奮して鼻息を必要以上に荒くしたものだから、されるままになっていた葉子は少しきもくなってヨシザワを押しのけると、ヨシザワの肩掛け鞄からオオマエケンイチのハードカバーの本が落ちて、散歩に来ていたオオムタサトミの飼い犬でシェパードのレオナルドがそこに鼻を利かせて臭いを嗅ぎだしたのだが、
足がつって倒れた拍子に机の上のスクラップや灰皿やきゅうすや若干お茶が入っていた湯呑をぶちまけて、バランスをとろうとおたおたした小出克己は、バランスをとれず左後ろに左耳の当たりから倒れて、その勢いで箪笥の上にあった大判の広辞苑が顔面におちてきて、メガネがぐしゃという音をだしたのだが、
幸恵は、どんなにバイブでいじられてもいかないものだから少しイライラしてきて男のペニスを掴み、口にふくみだしたのだが、その最中に見下ろした男の表情が死んだ父親に似ていて、だからこの男に抱かれる気になったんだろうと無造作にきずいたのだが、
ちょうどそのときヨコミツの自転車の後部に乗っていた孝志が男爵コロッケをむさぼりながら、黄色く点滅していたセブンイレブンの前の信号を渡りかけていたのだが、
レオナルドが嗅ぎだしたオオマエケンイチの本を取ろうとしたヨシザワが飲み屋に出勤前のオオムタサトミのノーメイクの顔にのけぞっているのを尻目に、大きな道を目指して駆け出していた葉子は、黄色くなったイチョウの葉が一枚ひらひらと落ちてきたのをじっとみつめなくてはならないような気になり、おさまらない動悸に全身を上下に揺らしながら、足をとめてそれを眺めだしたのだが、
居間の方から大きな音が聞こえた93歳の雪乃は便意を催したため、ベッドの横にあるボタンを押したのだが、息子の克己はやってこないものだから、うめき声をあげながら、ボタンを何度も何度も押し続けたのだが、
ヨコミツが漕ぐ自転車にむかって、白いメルセデスが急カーブを切ろうとしたものだから、逃げようとしたヨコミツの自転車は横転して、後部座席に乗っていた孝志は男爵コロッケを噛みながら道路のセンターラインあたりまでふっとび、そこにメルセデスの後を曲がろうとしてきた、予約した歯医に向かう途中のフジタユミコが運転する青い軽自動車が孝志に気づかずにこっちへやってくる光景に、頭を打ってぼおっとしていた孝志はおもわず顔をひきつらせたのだが、
幸恵は父親似の土建屋の社長のペニスを、過去に忘れてきたあらゆるコンプレックスから解放されるためのように口の中で上下しつづけ、その余りのはげしさに、土建屋の社長ホドタは、精液を不可避的に放出しそうになっていたが、まだもったいないから耐えようと思っていたのだが、
葉子は落ち葉のうつくしさのなかに、人生の短さと儚さを感じ取り、今日死んでしまうかもしれないし、バージンで死ぬのはいやだと、ノーメイクのオオムタサトミに絡まれるヨシザワの方にきびすを返して歩き出したのだが、
メガネの割れたレンズが眼に食い込んでいるのを感じながら鼻に圧迫と痛みを感じた小出克己は、起き上がろうとしたのだが、つった足がありえない痙攣をおこしたために、ただもだえて何かをつかもとうと手を握り締めたのだが、割れた花瓶の破片を掴んでしまい、手に激痛が走ったのだが、母の部屋の方から鳴り続けるチャイムの音になんとか反応しようと顔をのけぞるのだが、
孝志は、フジタユミコが運転する青い軽自動車にこれから弾かれるのだと分かった瞬間に過去の記憶のフォルダがひらかれて、小学生のころにいった写生会で、意識していたイシダマコちゃんが、きづいたら隣にいる光景が眼前にひろがっていたのだが、
それは起き上がったヨコミツが、同級生の孝志が青い軽自動車に跳ねられるのを叫びながらみてしまったたんなる一瞬だったのだが、
ホドタは幸恵のフェラチオに耐え切れず白濁した精液を幸恵の口中に発射してしまったのだが、
雪乃はありえない腹部の痛みに耐え切れずに、もはやボタンを押すこともできなくなり、そのまま枕に顔をうずめたのだが、
ヘルメットを被った葉子は、ロストバージンにとりつかれながら、ヨシザワフミノリのバイクの後部に、またいで乗ると、すぐにそれは246を渋谷方面に消えて、みえなくなった。
●ちーーっす
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
ひ・ぶん・ぶん 2

ひ・ぶん・ぶん 1
雑誌や広告から写真を切り取って、スクラップ帳にのりづけしてコラージュすることに、疲れきった初老の小男、小出克己は、でぶった腹をかかえてコタツから出ようとすると、ちからなく萎えきった足は痙攣して、意味もなくつったのだが、
妻の幸恵はその時、浮気相手の土建屋の社長に池袋の芸術劇場の裏手にあるラブホテルで抱かれていて、有楽町の居酒屋で開かれた熟年合コンで三日前に知り合ったその男が茶色い鞄から取り出した水色のバイブで股間を振動されていたのだったが、
長女の高校三年生の葉子は塾にいくと嘘をついて初めて単車の後ろに乗せられていった世田谷公園のベンチで、大学生のヨシザワフミノリに生まれて初めて胸を揉まれていたのだが、
長男の孝志は三泊四日の予備校の冬期講習から家にむかって友達のヨコミツと帰っている途中でよった揚げ物屋のおやじに男爵コロッケ代120円を渡している時だったのだが、
葉子の胸を揉んだヨシザワフミノリは不必要に興奮して鼻息を必要以上に荒くしたものだから、されるままになっていた葉子は少しきもくなってヨシザワを押しのけると、ヨシザワの肩掛け鞄からオオマエケンイチのハードカバーの本が落ちて、散歩に来ていたオオムタサトミの飼い犬でシェパードのレオナルドがそこに鼻を利かせて臭いを嗅ぎだしたのだが、
足がつって倒れた拍子に机の上のスクラップや灰皿やきゅうすや若干お茶が入っていた湯呑をぶちまけて、バランスをとろうとおたおたした小出克己は、バランスをとれず左後ろに左耳の当たりから倒れて、その勢いで箪笥の上にあった大判の広辞苑が顔面におちてきて、メガネがぐしゃという音をだしたのだが、
幸恵は、どんなにバイブでいじられてもいかないものだから少しイライラしてきて男のペニスを掴み、口にふくみだしたのだが、その最中に見下ろした男の表情が死んだ父親に似ていて、だからこの男に抱かれる気になったんだろうと無造作にきずいたのだが、
ちょうどそのときヨコミツの自転車の後部に乗っていた孝志が男爵コロッケをむさぼりながら、黄色く点滅していたセブンイレブンの前の信号を渡りかけていたのだが、
レオナルドが嗅ぎだしたオオマエケンイチの本を取ろうとしたヨシザワが飲み屋に出勤前のオオムタサトミのノーメイクの顔にのけぞっているのを尻目に、大きな道を目指して駆け出していた葉子は、黄色くなったイチョウの葉が一枚ひらひらと落ちてきたのをじっとみつめなくてはならないような気になり、おさまらない動悸に全身を上下に揺らしながら、足をとめてそれを眺めだしたのだが、
居間の方から大きな音が聞こえた93歳の雪乃は便意を催したため、ベッドの横にあるボタンを押したのだが、息子の克己はやってこないものだから、うめき声をあげながら、ボタンを何度も何度も押し続けたのだが、
ヨコミツが漕ぐ自転車にむかって、白いメルセデスが急カーブを切ろうとしたものだから、逃げようとしたヨコミツの自転車は横転して、後部座席に乗っていた孝志は男爵コロッケを噛みながら道路のセンターラインあたりまでふっとび、そこにメルセデスの後を曲がろうとしてきた、予約した歯医に向かう途中のフジタユミコが運転する青い軽自動車が孝志に気づかずにこっちへやってくる光景に、頭を打ってぼおっとしていた孝志はおもわず顔をひきつらせたのだが、
幸恵は父親似の土建屋の社長のペニスを、過去に忘れてきたあらゆるコンプレックスから解放されるためのように口の中で上下しつづけ、その余りのはげしさに、土建屋の社長ホドタは、精液を不可避的に放出しそうになっていたが、まだもったいないから耐えようと思っていたのだが、
葉子は落ち葉のうつくしさのなかに、人生の短さと儚さを感じ取り、今日死んでしまうかもしれないし、バージンで死ぬのはいやだと、ノーメイクのオオムタサトミに絡まれるヨシザワの方にきびすを返して歩き出したのだが、
メガネの割れたレンズが眼に食い込んでいるのを感じながら鼻に圧迫と痛みを感じた小出克己は、起き上がろうとしたのだが、つった足がありえない痙攣をおこしたために、ただもだえて何かをつかもとうと手を握り締めたのだが、割れた花瓶の破片を掴んでしまい、手に激痛が走ったのだが、母の部屋の方から鳴り続けるチャイムの音になんとか反応しようと顔をのけぞるのだが、
孝志は、フジタユミコが運転する青い軽自動車にこれから弾かれるのだと分かった瞬間に過去の記憶のフォルダがひらかれて、小学生のころにいった写生会で、意識していたイシダマコちゃんが、きづいたら隣にいる光景が眼前にひろがっていたのだが、
それは起き上がったヨコミツが、同級生の孝志が青い軽自動車に跳ねられるのを叫びながらみてしまったたんなる一瞬だったのだが、
ホドタは幸恵のフェラチオに耐え切れず白濁した精液を幸恵の口中に発射してしまったのだが、
雪乃はありえない腹部の痛みに耐え切れずに、もはやボタンを押すこともできなくなり、そのまま枕に顔をうずめたのだが、
ヘルメットを被った葉子は、ロストバージンにとりつかれながら、ヨシザワフミノリのバイクの後部に、またいで乗ると、すぐにそれは246を渋谷方面に消えて、みえなくなった。
●ちーーっす
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
廃人27号
この詩、ちょっと
思いいれあんのよねミドモw
アイスが食べたい 015
廃人27号

おほしさまを、ぜんぶ数えなくてはいけないと、誰がいったの?小松先生?
それは、ちがうな。
そらは、そらだ。
ただ、そらなんだ。
ほしに願いを託してみて
叶ったとしたなら、
そんな夢のないハナシもない。
叶わないから、
夢なんだから。
ヨシオ君、
ぼくと君はもう他人で、
君はママのものなんだ。
ぼくの今の仕事はジャンソウというところにずっと座って中国語の勉強と、手の運動をしているという
しょーもないけれどぼくには大事なことをやっていてね、
残念ながら君とママを健全な市民でいさせることができなかった。
ほら、泣かないの。
ぼくはね、パパとか言う資格がないから、
ぼくというけどもね、
もう涙なんかぜんぶだしちゃったから、
もう流せなくなっちゃったみたいだ。
ヨシオは、引きつった目を みひらく。
穴のあいた パパのオレンジのセーター
あのチビた鉛筆でかきなぐったリコントドケのくしゃくしゃになったコピーがしまってあるお札のない財布。
ママにもらった千円札ぶん
あの大きな木の下のお店で
駄菓子をかって
谷中墓地のまんなかにある公園のブランコのうえで、パパと食べた。
カラスが一匹、
ゴミをあさってた。
いつのことだか、
おもいだしてごらん
ゆりかもめ線 降りた駅
あったでしょ
キヨスクで ガムを買って
かぞくでいったしょっぴんぐ、
パパはこーでゅろいのズボンを買った。
授業参観の理科の時間
由美ちゃんが落として割った
フラスコで、指を切ったこと
にちようびに、
ずっとしんぶんを読んでて動かないパパ
ママが片付けた ひび割れたビール瓶
片目のとれた 犬のぬいぐるみ
色あせた まねきねこ
やくたたずになった おもちゃ箱
みなぜんぶ どんとやき
もえろよ、
もえろよ
ほのおよ
もえろ
ぼくはね、
北の果ての果てのお墓で
墓掘りのおじさんにおねがいしたんだ
おねがいだから、
生きたまま、ぼくを埋めてくださいと、
こうしてそらを見つめたまま、
ぼくは土になりたいのですと。
土の匂いで
ぼくの視界がゆっくり見えなくなると
めにうかぶ あの大きな木
つぶした カタツムリ
素晴らしく 晴れた朝
母屋から聴こえた あの母の歌
百円玉をみっつにぎりしめて
お使いに 駆け出したあの夕焼け空
学校で買わされた 赤い羽根
からまって落っこちた あのジャングルジム
ぼくはね、
ダニのように 幹をはって
ひたすら
生き物の 気配を待って、
なにかがやってくると、
ぼくはそのまま 落ちていくんだ
柔らかい
いきものの皮膚のうえへ
そのまま
毒針を 差し込んで
そいつの血を
ちょっと分けてもらう
てんとう虫も
もんしろちょうも
どこに飛んでいくんだろうか
彼らに
行く先は、
わかってはいないと
僕は思う。
木も草も、
実をつけて、
花を咲かせて
なんになるかはわからないけど、
とにかく上に伸びていくのだと思う。
とおさんは、
そんなふうで
ありたいと
いつも
おもってる。
けっして
マネしちゃ
ダメだよ。
さ、
ママが
きた
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
●ややっこしいのでいっこにしましたで候!お手数かけ申した!
思いいれあんのよねミドモw
アイスが食べたい 015
廃人27号

おほしさまを、ぜんぶ数えなくてはいけないと、誰がいったの?小松先生?
それは、ちがうな。
そらは、そらだ。
ただ、そらなんだ。
ほしに願いを託してみて
叶ったとしたなら、
そんな夢のないハナシもない。
叶わないから、
夢なんだから。
ヨシオ君、
ぼくと君はもう他人で、
君はママのものなんだ。
ぼくの今の仕事はジャンソウというところにずっと座って中国語の勉強と、手の運動をしているという
しょーもないけれどぼくには大事なことをやっていてね、
残念ながら君とママを健全な市民でいさせることができなかった。
ほら、泣かないの。
ぼくはね、パパとか言う資格がないから、
ぼくというけどもね、
もう涙なんかぜんぶだしちゃったから、
もう流せなくなっちゃったみたいだ。
ヨシオは、引きつった目を みひらく。
穴のあいた パパのオレンジのセーター
あのチビた鉛筆でかきなぐったリコントドケのくしゃくしゃになったコピーがしまってあるお札のない財布。
ママにもらった千円札ぶん
あの大きな木の下のお店で
駄菓子をかって
谷中墓地のまんなかにある公園のブランコのうえで、パパと食べた。
カラスが一匹、
ゴミをあさってた。
いつのことだか、
おもいだしてごらん
ゆりかもめ線 降りた駅
あったでしょ
キヨスクで ガムを買って
かぞくでいったしょっぴんぐ、
パパはこーでゅろいのズボンを買った。
授業参観の理科の時間
由美ちゃんが落として割った
フラスコで、指を切ったこと
にちようびに、
ずっとしんぶんを読んでて動かないパパ
ママが片付けた ひび割れたビール瓶
片目のとれた 犬のぬいぐるみ
色あせた まねきねこ
やくたたずになった おもちゃ箱
みなぜんぶ どんとやき
もえろよ、
もえろよ
ほのおよ
もえろ
ぼくはね、
北の果ての果てのお墓で
墓掘りのおじさんにおねがいしたんだ
おねがいだから、
生きたまま、ぼくを埋めてくださいと、
こうしてそらを見つめたまま、
ぼくは土になりたいのですと。
土の匂いで
ぼくの視界がゆっくり見えなくなると
めにうかぶ あの大きな木
つぶした カタツムリ
素晴らしく 晴れた朝
母屋から聴こえた あの母の歌
百円玉をみっつにぎりしめて
お使いに 駆け出したあの夕焼け空
学校で買わされた 赤い羽根
からまって落っこちた あのジャングルジム
ぼくはね、
ダニのように 幹をはって
ひたすら
生き物の 気配を待って、
なにかがやってくると、
ぼくはそのまま 落ちていくんだ
柔らかい
いきものの皮膚のうえへ
そのまま
毒針を 差し込んで
そいつの血を
ちょっと分けてもらう
てんとう虫も
もんしろちょうも
どこに飛んでいくんだろうか
彼らに
行く先は、
わかってはいないと
僕は思う。
木も草も、
実をつけて、
花を咲かせて
なんになるかはわからないけど、
とにかく上に伸びていくのだと思う。
とおさんは、
そんなふうで
ありたいと
いつも
おもってる。
けっして
マネしちゃ
ダメだよ。
さ、
ママが
きた
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
●ややっこしいのでいっこにしましたで候!お手数かけ申した!
ジゴロ・アット・ワンダーランド
アイスが食べたい 014
ジゴロ・アット・ワンダーランド

ジゴロ、徳大寺肇、三十八歳、女子大生のオジョウっぽい女の子とレストランで食事をしてる。
エスコートをたっぷりすれば、リッチなベイベーたちににゴチになれる彼のナリワイ。
別れ際に女の子と抱き合うジゴロ、女の子の指に股間をさわられる。
指を振って「チッチッチ」と悲しげに言うジゴロ。
ジゴロ「スウィート・ベイべー、かよこ。・・・ジゴロは、ジゴロだ。」
かよこ「・・・ノーセックス・ノードラッグってこと?」
黙って星を見ているジゴロ。
ジゴロ「一時間半、つまり九〇分、或いは、五千四百秒…今日も、世界は平和でいたようだ」
ジゴロの車が車道に乗り出すのを、呆然と見送るかよこ。
音楽、ノリノリのやつかかる。
かよこ「やだ、濡れちゃったわ・・」
白いスポーツタイプのBMWの左ハンドルを握るジゴロ。
シガーケースから細長いタバコを取り出すと一服吸って吐く。
ジゴロとは、スタイルの類義語だ。
高級マンションの前に車をつけるジゴロ、フロント鏡で帽子を決める。
エレベーターを降りるジゴロ、身だしなみを整える。
部屋のドアを軽くノックするジゴロ。
一回目で誰も出ないのを不振がり、もう一度ノックするジゴロ。
恐る恐るドアを開ける。
趣味の悪いソプラノの響きが薄暗い室内にこだましてる。
軽く踊りながら女を捜すジゴロ。
風呂場のビニールの仕切りの向こうに影が見える。手を伸ばすジゴロ、
ビニールシート越しに女のボディ・ラインを撫でる。
天使の泡が飛んでいる空気のなかを、踊りだすジゴロ。
ビニールシートが開く、かなりの熟女が全裸で湯船に浸かってる。
たれたおっぱいが、水面に浮いている。
熟女「はじめちゃん」
ジゴロ「すまない、ベイベー、自由がおれを呼び止めすぎた。おまえをまたせて僕は何かを失う・・・」
熟女「うんうん、平気、いま入ったばかりよ」
音楽が馬鹿みたいに崇高な調子になる。
熟女の背中をアホ丁寧に流すジゴロ(スローモーション)
腕を捲くったジゴロがタバコを一服吐き出す。本棚で、ヘルマンヘッセが嗤っている。
バスローブをまとった熟女がワイン片手で風呂場から出てくる。
熟女「一昨日フランスから届いた最高級のワインよ」
無言で差し出されたワイングラスを傾けるジゴロ。
ジゴロ「ぶどうたちの涙だ・・・この惑星の宝であり、ただの汁だ」
一口のみ、ワインを噛んでいるジゴロ。
熟女「チーズお食べになる」
ジゴロ「かおる」
といって熟女のたれた乳房に噛み付くジゴロ。まるで葡萄を房ごと食べるみたいだ。
かおる「ああん」
ジゴロ「誕生日おめでとう」
かおる「はじめちゃ〜ん、ちょうだ〜い おっきいの〜」
ジゴロ、人差し指でちっちっちっちと決める。
ジゴロ「スウィート、ベイベー おれたちはまだただのぶどう・・・ワインになるには歳月がいる」
かおる「にくたらしい」
車高の低い洒落た車の中、フロントガラス越しに風景が殺風景に過ぎてく。
もぞもぞと胸ポケットからシガーケースを取り出し、一服するジゴロ。
ジゴロ「二時間半、或いは、9千秒…世界はまだ平和でいたようだ」
海に面す砂浜。
上半身裸で、トランクス姿のジゴロ、折り畳み式の椅子に腰掛け、流通新聞をみている。
家庭用洗剤の売り上げランキングに見入るジゴロ。
ラジオからNHKのニュースが流れている。
「次のニュースです・・・今日の朝方未明ごろ・・・千葉県・・・」
音が悪くなったラジオスピーカを見て、方眉を吊り上げるジゴロ。
さざ波は、ものいいたげに、いつもとかわらぬ世界を、ただ、なでていた。
男はサングラスをはずすと、太陽を軽く睨んだ。
●短編小説風!
●一飯建立御粗末でした。
●感性の目盛が3mmあがったなら、クリックプリーズ。おねがいします!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング ポエム村 ポエムブログ





